ビールと羊*曽根崎/大阪でこだわりの羊を楽しむならココ
函館出張の折、ラムをご馳走になる機会がありラムへの観念がガラリと変わったのはちょうど一年前。
臭みがなく柔らかくあっさりしてジューシー。
こんなにもラムが美味しいなんて!!
しかも脂肪に変わりづらいということで女性には嬉しい。
背徳感に苛まれることなく食せるとは、なんて素敵なんでしょう。
関西はやはり牛文化なのでラムのお店が少なく、これまたラム難民になっていたところに
先日、友人の彼が
6月にオープンしたばかりのこちらのお店に連れて行ってくれました。
もちろん3人で。
まずは自社ブランドのオリジナルビールで乾杯。
ネーミング、大阪色が濃いですw
ビールは店内で醸造しています。
ラムはカウンター越しにスタッフさんが炭火で焼いてくれるスタイルなので楽ちん。
スタッフさんと会話もできるし、やっぱりカウンターっていいですね*
お肉はオーストラリアから冷凍ではなくチルドで輸入しているんだとか。
オーナーさんが有名店で修行を積んでいたそうで、細やかなところにこだわりが光っています。
あと北海道産の美味しい部位(途中で酔っ払ってしまい名前を覚えていません(涙))が前日に入荷したばかりとかで、そちらも焼いていただきました。
わたし、牛肉も鶏肉も魚もシンプルにお塩の味付けが好み。
なので、ラムも塩で。
たくさん食べたはずなのに胃にもたれないのは魅力的です。
しかも脂肪になりにくい(←何回も言いますw)
デザートは
羊のミルクのシャーベット
オープン間もないので店内も綺麗だし、おひとりさまでも気軽に入れる雰囲気。
近くに住んでいたら間違いなく仕事帰りにフラッと寄ってると思います。
ラムが苦手な方には一度挑戦していただきたいなと思うくらい美味しいお店でした。
ごちそうさまでした*
*** ビールと羊 ***
大阪市北区曽根崎2-1-12 国道ビル1F
TEL 050-5457-0224
営業時間 : 月~土 16:00~23:00(L.O.22:30)
定休日 : 日曜日
大阪メトロ谷町線東梅田駅徒歩4分(350m)
HP http://beer-lamb.com/
城崎温泉・兵庫県豊岡市 vol.2
その晩、部屋の窓からは温泉街を照らす美しい花火が。
この花火、毎年7月25日〜8月25日の1ヶ月間開催しているそうですが、今年はコロナで2週間に短縮され平日のみの開催になったそう。
つまり、例年であれば宿泊した8月30日に観れるはずがなく、しかもこの日は奇跡の最終日。
ツイてる〜と喜び合う相手がいないのが残念でしたが、行く夏を惜しみながら、部屋の窓からのんびり鑑賞。
コオロギやスズムシの美しい音色が風情に色を添えてくれました。
*
翌日。
ランチはもちろん海鮮です。
行きたいお店がもうひとつあり、少し考えてコチラのお店へ。もうひとつは次回にすることにします。
入ってびっくり!このメニューを見てください!
壁にどーーーん!
360度はさすがに言いすぎだけど、これでもかと横も正面も向こうも店内ぐるりとこんな感じでしたから笑
全部食べたーい!!
ちょっと記憶が定かではないのですが、イカ刺し、お造り盛り合わせ、但馬牛のロース、オニエビを注文。(←少量ずつです。食べすぎではないw)
どれも美味しかったけど、特筆すべきはやはりオニエビ。
私を城崎に留まらせた最大要因のあのエビちゃん。
大きいです。
ん〜甘くてプリプリ!!
城崎に行かれたらぜひエビちゃんをご堪能いただきたいです!
あと、但馬牛も!
店内は居酒屋さんみたいな雰囲気で、メニューを見ているだけで楽しめました。
数人で行けばシェアができるから、よりたくさんの味を楽しめますね*
このあと、もう少し長居をしたかったのですが
特急の時間もあり、泣く泣く帰路へ。
次はしっぽりと雪景色の季節に。。。*
※この時、暑さにやられてあまり撮影ができず写真が少ないです(涙)イメージがわかりづらくてすみません。
【おまけ】
コチラは仕事で寄った日本海の写真
↓↓
西中島南方・立ち寿司 杉尾/リベンジを誓った週末
西中島南方にある「立ち寿司 杉尾」
西中では有名な人気店で、壁一枚挟んだお隣「スタンド 杉尾」は天ぷら専門店になっています。
18時過ぎに到着するとすでに店内は賑わっていて、入店後10分程で満席に。
予約不可のお店だそうですが、回転が早いので混み合っていても少し待てば順番が回ってきそうです。
男性客9割、女性客1割といったところでしょうか。
カウンターは1人席で仕切られていて、女性のおひとりさまでも気軽に入れそう。
まったり飲めるし、2軒目としてサクッと入れる、コスパ抜群のお店です。
名物のお寿司は最後にすることにして、まずはツマめるお料理をちょこちょこ注文してみました。
お通しは牛乳のお豆腐
クリームチーズみたいで美味しいです。
わさび醤油との相性抜群。
カツオのたたき(塩)
ミョウガって美味しいですね。
子供の頃は苦手だったけど、歳を重ねるごとに薬味野菜が美味しくて仕方ないです。
ゲソのバター醤油
天かす巻き
会話も弾んでますます箸が進みます。
さぁ、いよいよ
シメのお寿司を!というところで
なんと
まさかの
まさかの
体調が急変し
撃沈するという事態に!(私が)
さっきまでケラケラ笑ってパクパク食べていたのに!?
お店の方や連れていってくれた素敵な女性に多大なるご迷惑をおかけするという大失態。。。(涙)
やむを得ずその日は泣く泣く退散。
お寿司のお店でお寿司を食べてないって、一体何してるんだか。。。トホホ
*
そしてその帰りの電車で
(この時にはほぼ体調は回復)
東京本社からこんなLINEが。
『しばらくの間インテリアとして飾っておきますね』
ん?
!!??
あぁぁぁぁぁぁッ!!!
そういえば
コッソリ落書きしたことをスッカリ忘れて
呑気に大阪へ戻ってきてしまいました。
そうです
ハンニンハワタシ....ウェーン、ゴメンナサイ、ゴメンナサイ
踏んだり蹴ったりとはまさにこういうこと。
あぁ、恥ずかしい。
たまにはこんな日も
あったりします笑
。。。反省(涙)
杉尾さん、近いうちにリベンジしたいと思います*
*** 立ち寿司 杉尾 ***
大阪市淀川区西中島3-19-7 第一ユヤマビル
TEL 06-6304-2424
定休日 毎週日曜
ヨドコウ迎賓館(旧山邑邸)/兵庫県芦屋市
阪急芦屋川駅から徒歩10分。
芦屋川沿いの閑静な住宅地にそれは存在します。
知る人ぞ知る、かの巨匠フランク・ロイド・ライト。
彼によって手掛けられた建築物のうち、国内で現存しているのはこのヨドコウ迎賓館と愛知県の明治村にある旧帝国ホテル(一部現存)、それから東京の自由学園明日館のみ。
大正13年に建てられたこの作品も老朽化が進み、あらゆる箇所が傷み朽ちていたのですが、文化庁、兵庫県、芦屋市、ヨドコウなどの協力により、昭和60年に大規模な改修工事を開始。
なるべく当時の技法に忠実に寄り添い、4年の歳月をかけて修復されました。
(※最近では2016-2018にも改修工事が行われています。)
この日は、建築当時の情景や歴史背景を辿りながら、美しい建築美術の世界に足を踏み入れてきました。
芦屋川を吹き抜ける穏やかな初秋の風と柔らかな陽光が気持ちいいです。
散策にちょうど良い気候ですね。
坂を上がっていくと、緑に囲まれた高台に優雅な佇まいをした外観が見えてきます。
正門。
このアプローチが素敵。
大谷石が見事です。
館内は撮影OK、スリッパに履き替えて入ります。
大谷石、銅板、小窓。。隅々まで計算し施されたお化粧や細工に心を奪われます。
築100年近いとは思えない洗練されたデザイン。
この応接室の六角形が好き。
この和室へのステップも好き。
高台という立地もありますが、日本の高湿の風土を考慮した設計になっているため、抜群の風通しです。
4階建てなのに、館内を歩いているとそれほど階層が高いようには感じません。
一時はヨドコウの独身寮として使用されていたんだとか。
なんて贅沢な寮なの笑
滞在時間1時間余り。
ゆったりと見学できました。
建築という素晴らしい芸術に触れる時間もとても良いものですね。
いざ竹田城跡へ/兵庫県朝来市 vol.4
ところでこの竹田城跡。
当然ですが山城なので山を登って行かなければなりません。
辿り着くには5つのルートがあるそうですが、ホテルの方に教えて頂いたのは
①表米神社登山道
②駅裏登山道
③山城の郷西登山道
④南登山道
の4つのルート。
①と②は竹田駅裏手にあり、②より①の表米神社登山道の方が険しく最難関ルートになり、端的に言うとどちらも登山口からひたすら急登を登っていくことになります。
③と④は中腹までクルマで行けますが、途中からは一般車両の進入は禁止されており、バスや徒歩での移動となります。
で、私はどうしたかと言うと
体力は回復したものの、急登を登る体力などもはや残っておらず、でもまだまだ身体を動かしたくもあったので、③の山城の郷にクルマを駐車し、そこから約40分歩くルートを選択しました。
時刻は7時過ぎ
「お姉さんひとり?気をつけてな」と声をかけてくれた駐車場の警備のおじさまに
「行ってきますね〜」と元気に返事をしスタート。
西登山道は整備されたアスファルトの道路なのでかなり楽チンです。
軽い上り坂もあれば平坦な道もあったりと、散歩レベルの運動量ではないかと思います。
城跡に近付くにつれ、こんなノボリが沢山見えてきます。
築城は戦国時代より前なんですね。
歴史あるお城です。
私の足で約40分、ガイド通りのタイムで城跡入口に到着しました。
「今日は珍しく雲海が出てるから、お姉さん運がいいわー」と、門番のおじさまとおばさまが出迎えてくれて
一番目の観覧券をゲットです!
やった!
そこからさらに5分程登ります。
立派な石垣が見えてきました。
やはり雲海はほぼ消えていますね。
各地のお城を訪れるたびに思うのですが、大きな石をこんなにも沢山運んで積み上げていくって凄い技術ですよね。
しかもここは山の上ですから。
無論ライフラインだって現代のような技術があるはずもなく。
国土に刻まれた先人たちの叡智とたゆまぬ努力によって、私たちの命が脈々と受け継がれていることを感じます。
景色も最高!
あー頑張って登ってきて良かったー。
結局、最初から最後までこの素晴らしい空間を独り占めすることになり、とても贅沢な時間を過ごすことができました。(ちょっと寂しかったけど笑)
実はこの時、うっかりしてしまったのですが
少し雲が厚くなってきていることに油断し、半袖でブラブラ。
あとでこんがり日焼けをしてしまったという。。。(正確には脳が達成感に支配され日焼け対策を忘れていた)
駐車場に戻ると
行きで見送ってくれた警備のおじさまが「よー頑張ったな!」と温かく迎えてくれました。
嬉しかったなぁ。
また行こうかな。
次は涼しい時期に笑
*** 竹田城跡 ***
兵庫県朝来市和田山町竹田古城山169番地
【問い合わせ】
情報館 天空の城
TEL 079-674-2120
いざ竹田城跡へ/兵庫県朝来市 vol.3
第3展望台で素晴らしい光景にうっとりした私。
すでにこの時点で満足してしまっているのですが、肝心の城跡にお目にかかれていない以上、ココで終わるわけにはいきません。
次は第2展望台を目指します。
第3展望台から約10分。
第2展望台からはこんな感じ。
同じ方面を見ているはずですが、角度が変われば見え方も変わってきますね。
雲海が消えてきています。
ぼやぼやしていられません、次を急がねば。
しかし、すでにこの時点でかなりバテてしまい足取りが重い。
暑さのせいなのか?
体力が落ちたのか?
行く先々に立つ『第1展望台まであと○分』という案内板の数字が先程から一向に変わっていないような気さえしてきます。(そんな訳あるはずもなく)
モチベーションが下がりそうになるたびに、第3展望台で見た光景を頭に浮かべ気持ちを奮い立たせます。
そして、ようやく第1展望台に到着!
先客に女性ひとりと、私を追い越していったあの男性ひとりの計二人。
あぁ、見えました。天空の城!!
なんて美しいのでしょう。
早速、カメラでパシャパシャ!
ベストポジションを狙うも、一番乗りであろう女性が長らく陣取られていて、なかなか真正面から撮れず。
少し位置がずれると草木が邪魔で撮りづらいんです(←またしてもバチあたりな不届き者)。
秋になると緑も減るので、視界はもっと開けると思います。
滞在すること20分余り。
徐々に雲海が薄くなり山の稜線がはっきり見えてきました。
さぁ、そろそろ移動しなければ!
時刻は6時15分。
今ならチェックアウト前にさっとシャワーを浴びることができる。
急いで下山します。
下山は楽ですね。
下りの方が足腰に負荷がかかるから疲れるんだと聞くけど、私は圧倒的に下りが楽。
下山専門の異名を持っています(なんじゃそりゃ)。
途中、キノコを見つけたのでパチリ。
キクラゲみたいなこのキノコ、なんていうキノコでしょう。
行きでは気付く余裕すらなかったのに。
速攻でホテルへ戻った後は、さっとシャワーを浴びて身支度。
ぬるま湯のシャワーを浴びたことが幸いしたのか、みるみる体力が回復!やはり暑さにやられていたのかもしれません。
チェックアウトの時「この時期の雲海は珍しいですよ」とホテルの方が仰っていて、あぁツイているなーと、夢ではなかったのだとしみじみ。
さて、次はいよいよ城跡へ乗り込みます!
気分は戦国武将そのもの。
(まだまだ、つづく)
いざ竹田城跡へ/兵庫県朝来市 vol.2
翌朝
美しい目覚めとはこのことかと思う程、何のためらいもなくスッとまぶたが開きました。
カーテンを開けると夕べの雨は止んでいましたが、曇っていて空が見えない。
青空が見えないのは残念だけど暑いよりはマシかなと、この時はホッとしたのを覚えています。
この後、あんな出来事に遭遇するとは思いもよらず....
軽く準備を整えた私は、そっとホテルを抜け出しクルマで立雲峡へ。
下山後にチェックアウトすることにしていたので、あらかじめフロントにはその旨を伝えていました。
軽い登山の装備です。
予定では
5:00 ホテルを出発
↓
5:30 立雲峡スタート
↓
↓ 立雲峡から竹田城跡を観覧
↓
7:30 ホテルに戻ってチェックアウト・移動
↓
8:00 山城の郷・西登山道スタート
↓
9:45 下山
いつもならこんなに細かく計算することはないのですが、この時ばかりは夏の直射日光を避けたい気持ちが強く、とにかく早め早めを意識して予定を立てました。
立雲峡の駐車場はホテルからクルマで7分程の距離。
到着後、ふと何気なく竹田城跡方面を振り返った私は
自分の目を疑いました。
まさか!!
季節外れでまったく期待すらしていなかった雲海が辺り一面に広がっていたのです。
ホテルの部屋から見た曇り空は実は雲海だったこと。
昨夕から降り続けた雨によって朝晩の気温差が生じたこと。
眼前に広がる雲海を目にした瞬間、いくつかの出来事に合点がいき、パズルのピースがハマっていくような感覚に興奮を覚えました。
思いもよらない出来事でいきなり焦燥感に駆られた私は急いで登山口へ。
「雲海が消える前に登らなきゃ!」
夏の5時過ぎ。明るいとは言え山道はまだ薄暗く、女性ひとりで動くのはさすがに気持ち良いものではありません。
で、登り始めるとやはり予想していた通り暑い。。。
ジワジワと汗が噴き出ます。
しばらくすると、ひとりの男性が私を追い越していったのですが
その男性
走っていました....!
山道を!!
すごいーー!!
以前、六甲山を登った時も走っている人がいましたが、いやもう、ホントすごいの一言です。
「おんぶしてくれないかなー。。」
などと、超厚かましいことを考えた不届き者。
その不届き者
ゼェゼェ息を切らしながらやっとのことで一番最初の第3展望台に到着。
「!!!!!」
見てください!
幻想的な光景に目頭がジーン。
大自然が生み出す絶景のパノラマにしばしウットリ。。。
(つづく)