断つ勇気
相手の居住地や出身地に対して「田舎者やん」とからかったり、あからさまに田舎を馬鹿にする人がいます。
この、田舎が劣っていて都会が優れているという見下した発言。親しみを込めて弄っているのとは明らかに別種ものであり、人種差別と一緒だなと思うわけです。
しかも、なぜかそんな差別意識がある人は、「物質的な豊かさより心の豊かさが大切だ!」と、常々自論を展開し力説する傾向が....(言っていることは間違ってはいないのですが。もはや承認欲求の塊...)
では、その人に問いたい
それならなぜ昔から富裕層と呼ばれる属性の方は、都会のど真ん中よりも緑の多い閑静なエリアを住処として選ぶのでしょう。
そして、あなたの言う「真に心の豊かな人」は、冗談であろうと会話のネタであろうと、人を小馬鹿にする発言は一切しません。
田舎者発言がいかに排他的で保守的であるか。
そもそも、都会の人間の7割は地方出身者です。本人はそうではなくても親世代や先祖は大抵そうだという事実。
つまり、自らのアイデンティティを蔑んでいるわけなのですが、当人達はまったく気付いていない。
兎角、人間は優劣をつけたがる生き物です。
人を下げることでしか自分を保てない人。
『朱に交われば赤くなる』と言いますが
悪く作用する場合は、無理をせず断つ勇気も必要ですね。