わたし流スローライフ

旅先、出張先の出来事、美味しいお店紹介をメインにライフスタイルを綴った雑記

いざ竹田城跡へ/兵庫県朝来市 vol.2

翌朝


美しい目覚めとはこのことかと思う程、何のためらいもなくスッとまぶたが開きました。


カーテンを開けると夕べの雨は止んでいましたが、曇っていて空が見えない。



青空が見えないのは残念だけど暑いよりはマシかなと、この時はホッとしたのを覚えています。



この後、あんな出来事に遭遇するとは思いもよらず....




軽く準備を整えた私は、そっとホテルを抜け出しクルマで立雲峡へ。
下山後にチェックアウトすることにしていたので、あらかじめフロントにはその旨を伝えていました。


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軽い登山の装備です。



予定では
5:00 ホテルを出発

5:30 立雲峡スタート

↓ 立雲峡から竹田城跡を観覧

7:30 ホテルに戻ってチェックアウト・移動

8:00 山城の郷・西登山道スタート

9:45 下山



いつもならこんなに細かく計算することはないのですが、この時ばかりは夏の直射日光を避けたい気持ちが強く、とにかく早め早めを意識して予定を立てました。




立雲峡の駐車場はホテルからクルマで7分程の距離。




到着後、ふと何気なく竹田城跡方面を振り返った私は




自分の目を疑いました。





まさか!!





季節外れでまったく期待すらしていなかった雲海が辺り一面に広がっていたのです。




ホテルの部屋から見た曇り空は実は雲海だったこと。
昨夕から降り続けた雨によって朝晩の気温差が生じたこと。




眼前に広がる雲海を目にした瞬間、いくつかの出来事に合点がいき、パズルのピースがハマっていくような感覚に興奮を覚えました。




思いもよらない出来事でいきなり焦燥感に駆られた私は急いで登山口へ。




「雲海が消える前に登らなきゃ!」




夏の5時過ぎ。明るいとは言え山道はまだ薄暗く、女性ひとりで動くのはさすがに気持ち良いものではありません。




で、登り始めるとやはり予想していた通り暑い。。。
ジワジワと汗が噴き出ます。




しばらくすると、ひとりの男性が私を追い越していったのですが




その男性




走っていました....!



山道を!!



すごいーー!!




以前、六甲山を登った時も走っている人がいましたが、いやもう、ホントすごいの一言です。



「おんぶしてくれないかなー。。」
などと、超厚かましいことを考えた不届き者。




その不届き者
ゼェゼェ息を切らしながらやっとのことで一番最初の第3展望台に到着。


「!!!!!」

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見てください!





幻想的な光景に目頭がジーン。





大自然が生み出す絶景のパノラマにしばしウットリ。。。







(つづく)